多くの企業は、数年前に開発された業務システムを今も利用しています。
販売管理、在庫管理、生産管理、顧客管理…… ビジネスの重要部分を担うこれらのシステムは、年月とともに以下のような問題を抱えがちです。

ライブラリやフレームワークの老朽化
開発者交代によるノウハウ喪失
ドキュメント不足
機能追加による複雑化
パフォーマンス低下
予期せぬバグ
セキュリティ脆弱性

Simplico Co., Ltd. は、これらの課題を抱える企業に向けて コード修正・レガシーシステム保守・段階的なモダナイゼーション を提供し、既存システムを「壊さない・止めない・進化させる」ソリューションを実現します。

💡 なぜレガシーシステムは問題化するのか？

長年稼働してきたシステムは、以下の理由で徐々にリスクが高まります。

ドキュメント不足・情報継承の欠落
旧式ライブラリの非サポート化
コード肥大化による可読性低下
セキュリティリスクの増大
デプロイ環境の老朽化
データベースのパフォーマンス劣化
外部ベンダー・開発者との連絡不可

その結果、「触るのが怖い」「誰も正確に把握していない」状態となり、システムの停止や障害がビジネスに直結する重大リスクとなります。

しかし、必ずしもシステムを再構築する必要はありません。
多くの場合、適切な修正・強化・保守により安定稼働を取り戻すことができます。

🔧 Simplico の提供サービス

1. コード修正・デバッグ（主要言語に対応）

以下をはじめとする多数の言語・環境に対応します：

Python（Django, FastAPI, Flask）
C# / .NET
C / C++
PHP（Laravel, CodeIgniter, 独自システム）
Node.js / JavaScript
Java（Spring Boot, JSP, Struts）

対応内容：

実行時エラー・クラッシュ修正
API不具合
ロジックバグ
認証の問題
メモリーリーク
デプロイや環境設定の問題
データベースエラー

修正後には 原因と改善案のレポート を提出します。

2. レガシーシステムの安定化（Stabilization）

古いシステムでも、以下の手法で安全に安定化します：

危険なコードのリファクタリング
旧式関数・非推奨APIの置き換え
ライブラリ・フレームワークの更新
セキュリティ強化（暗号化・権限管理・脆弱性対策）
パフォーマンス改善
ロギング・モニタリング基盤の整備
ドキュメント追加

「触れないシステム」から「安心して運用できるシステム」へ。

3. 段階的モダナイゼーション（再構築不要）

システムを作り直す必要はありません。
Simplico は段階的アプローチで安全に最新化します：

Docker 化による安定デプロイ
CI/CD パイプライン導入
内部構造の最適化
クエリやDB性能チューニング
自動バクアップと監視体制の構築
モジュール単位のアップデート

コストを抑えながら、長期的な運用負荷を大幅に改善します。

4. 月額保守サービス

安定稼働のため、複数の保守プランをご用意しています。

Basic Maintenance

小規模システム向け
バグ修正
ライブラリ更新
サーバーチェック
定期バックアップ

Professional Maintenance

日常的に利用される業務システム向け
小規模修正は無制限（範囲内）
毎月の最適化
優先サポート
セキュリティチェック
CI/CD サポート

Enterprise Maintenance

重要基幹システム向け
モニタリング 24/7
セキュリティ強化
サーバー・クラウド管理
専用サポート窓口
長期的な改善計画の策定

🧩 ワークフロー図：Simplico のレガシー改善プロセス

flowchart TD

A["クライアントからシステムまたは課題を受領"] --> B["コード・構成・インフラの初期調査"]
B --> C["診断レポート提出"]
C --> C1["バグ・リスクの特定"]
C --> C2["修正工数と費用の見積もり"]
C --> C3["保守・改善プランの提案"]

C --> D["修正・安定化フェーズ"]
D --> D1["バグ修正"]
D --> D2["危険コードのリファクタリング"]
D --> D3["ライブラリ更新"]
D --> D4["セキュリティ・性能改善"]

D --> E["改善後のデプロイ"]
E --> E1["Docker / CI/CD 設定"]
E --> E2["サーバー・DB チューニング"]
E --> E3["ログ・監視システム構築"]

E --> F["継続的な保守"]
F --> F1["月次バグ修正"]
F --> F2["性能モニタリング"]
F --> F3["セキュリティパッチ"]
F --> F4["機能改善"]

F --> G["長期モダナイゼーションロードマップ"]